(メールマガジンとして配信された文章)
おはようございます。ラピシュットの長谷川高士です。
先週から過去389本のメルマガの分析を始めています。
今日のコンテンツは、葛藤、です。
389本のメルマガを、全部並べて眺めてみよう──。
そんな取組を先週から始めています。
先週の結びに意味ありげに出した「呼吸」というキーワード。
結論を先取りすれば、今日の、この謎解きの答えはありません。
(期待されていた方、ごめんなさい)
端からそのつもりがなかったわけでなく、要するに
「上手くいかなかった」
のです。
そこで、今日はその葛藤を記録しておこうと思います。
Python(パイソン)コードでデータ処理
ChatGPTによる分析は、なかなかに楽しいものでした。
今回、初めてPython(パイソン)というプログラミング言語を使いました。
前から気になっていたPython。
Colab(コラボ)というGoogleのサービスを使えば、お手軽に試せることがわかり――これもChatGPTから教わった――、試してみることにしました。
分析としてやりたい方向性を、まずはChatGPTとの対話で調整。
すると次は、決まった方向性に沿った分析プログラムのためのPythonコードを、ChatGPTが生成してくれます。
私はそれをコピペでColabに貼り、実行をクリック。
すると、どうでしょう。
散らばったデータがテーブル(表)に並び、見事なグラフとしてあっという間に描画されてしまいます。
次にその結果(表やグラフ)を、ChatGPTに戻します。
すると、どうでしょう(2回目)。
今度はその結果を読み解き、分析結果を詳しく教えてくれるのです。
「このままいけるぞ」
と、最初は期待で胸が膨らんでいました。
しかし、すぐに壁が立ちはだかりました。
分析はできる。けれど見えない
「一体、いま私はどこに向かっているんだろう……」
分析自体は面白いのですが、すればするほど深みにはまっていき、しだいに迷子のような気分になっていきました。
困ったことが2つありました。
1つ目は出力結果の正確性です。
Pythonのデータ処理に誤りはないのですが、ChatGPTの読み解きには、見当違いなものや無用な先入観の影響を受けた(ように見える)ものが、しばしば混ざります。
明らかに怪しいと思えば、ちゃんとツッコミを入れられますが、微妙な線のものは悩ましいのです。
その悩ましさの理由でもあるのが、もう1つの困ったことでした。
ChatGPTが提案する分析手法の背景的理解を、私が十分にできていないのです。
データ処理の結果としての数字とグラフをどう解釈すればよいか、よく分からない。
それ自体もChatGPTに聞けば、答えてはくれるのですが、分からないを中途半端に上塗りしていった結果、
「気付いた時には腰まで浸かっていた」
というあり様でした。
こうなってしまったらもうダメで、何度コードを走らせても、何度グラフを描いても、出口は見えない。
生成されるコードを実行してもエラーが続くこともあり、ついにはChatGPTに愚痴をこぼしてすらいました。
「いやいや、私を追い越すな」
「なに勝手に結論づけてんだ」
てな具合でした。
脳内整理と回復は睡眠で
脳がパンパンになる感覚を久々に味わいました。
こうなると、もう寝るしかありません。
脳内整理と回復のために、いつもよりさらに長めに睡眠をとりました。
目が覚めるたびに少ししだけ霧が晴れ、すぐに曇ってまた眠る。
休みの日には、朝起きて考えて、昼寝てまた考えて、夜寝て、ふと起きてまた考えて、と睡眠と思考を繰り返していました。
夢もたくさん見ました。
込み入った話の複雑の夢でした。
寝ている間も、頭はフル回転でした。
ブレイクの提案
ChatGPTは、その名のとおり生成AIとチャットをするツールです。
使用されている方はご存知のとおり、一続きの話をチャット形式の対話で際限なく続けることができますが、話題が変わるたびに「新しいチャット」に切り替えることが多いでしょう。
私も、その使い方をしている1人です。
行き詰まった私は、「新しいチャット」を立てました。
そして、現在の行き詰まった状況をChatGPTに説明し、一歩引いた立場(そのように説明し、指示しました)で、私とのやりとりを振り返ってもらいました。
私は自ら「ブレイク」を提案したのです。
結果としてはこれが奏功しました。
パンパンになりながら考えていたことがようやく整理されて土台となり、その上に考えを組み上げることができました。
そして一旦、細かな分析から離れ、分析の序盤に見えた比較的大きな手掛かりを元に、再びChatGPTの対話を始めました。
これもきっと今の私に必要な時間だったのだと思います。
(おそらく)次週に続きます。
◇今日の気づき
行き詰まりは、行き止まりじゃない
脳内整理と回復は思い切った睡眠で
◇この文章の入口(参考)
実務の出来事(右下)や、詰まりの感覚(左下)から、意味がほどける場所(左上)へ
この文章は、
判断や結論に入る手前の、話の地面を整える工程(lapi-schutto.jp/before-the-talk)に関わる中で書かれています。
この文章を読んで、
話が噛み合わない感触や結論に入る前の違和感
が残るときは、それを急いで解消しなくても構いません。
そのための場所を、別に置いています。
