ここに置いてあるのは、成果や実績ではありません。

これまで立ち会うことが多かった、話が前に進まなくなっている途中の場

その場をいくつも行き来する中で、後から地図のように見えてきたものたちです。

業務改善やプロジェクトの場

手を付ける順序を決められずに、立ち止まっていた場です。

正しさが複数あり、どれも間違っていないのに、話が前に進まなくなっている。

数字や手順は見えている。
けれど、どこから手を付けるべきかを誰も言えなくなっている。

改善したい気持ちと、現場を壊したくない気持ちが、同時に場に漂っていました。

チームや組織の意思決定の場

決める責任が重なり、言葉が慎重になりすぎていた場です。

立場や責任が絡み、言葉が少しずつ減っていく。

本音を言えば関係が壊れそうで、建前だけが積み重なっていく。

「決めなければならない」という圧力が、逆に判断を遠ざけている状態でした。

当事者同士の場

言葉が重くなり、前提が共有されないまま進んでいた場です。

当事者同士は、それぞれに筋が通っている。

けれど、何を前提にして話しているのかは、互いにすれ違ったまま。

信頼の有無や立場の違いが、言葉の受け取り方を変えてしまうこともありました。

親子や近しい関係での承継の場

何を引き継ぎ、何を変えるのかが、まだ分けられていなかった場です。

守りたいものと、変えなければならないものが、同じ言葉で語られている。

どちらの思いも、理解はできるが、納得し難い。
そして、話は進まない。

感情と判断が絡み合い、何をどうすればよいかが見えなくなっている場でした。

話し合いが長引いていた場

何が問題かよりも、話し合いそのものに消耗していた場です。

何度も同じ話をしているのに、どこがズレているのかが分からない。

それでも、「ここを投げ出したくない」という気配だけは、場に残っていました。

終わりに――共通していたこと

これらの場に共通していたのは「答えがないこと」ではありません。
判断や結論に入る前、もっと言えば話が始まる前の工程が置き去りになっていた、のです。

前提が揃わないまま、情報と情緒が混線したまま、決めることが求められ続けている。

私は、そうした場で、
解決や正解を示す役割ではなく、

考えるための地面をもう一度整える工程

を、引き受けてきました。

ここに書いたのは、そのときの空気の断片です。

そうした場所で、何が起きていたのか。

気になる場合にだけ、少し奥があります。

こうした場にどういう立ち位置で関わってきたかは、別の場所にまとめています。

私について

※この関わり方について、よくある誤解や前提の整理はこちらにまとめています。

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